
指標
データやデジタル技術を活用してこれまでにないビジネスモデルを展開する新規参入者が登場し、あらゆる産業においてゲームチェンジが起きつつある中、競争力維持・強化のために、デジタルトランスフォーメーション(DX)をスピーディーに進めていくことが当社の最重要課題である事は明確である。
しかしながら、当社において、空想的な取組及び、小規模な実証的な取組は行われるものの、実際のビジネスの変革にはつながっていないというのが現状である。当社は、この現状を改善する為に全社において意識改革を必要とし、強い意志を持ってDX推進する事をここに宣言する。
DX推進の枠組みの取り組み
1. データとデジタル技術を使って変化に迅速に対応しつつ顧客視点で価値を創出する。
2. 将来におけるディスラプションに対する危機感を社内で共有する仕組みを作る。
3. ビジョンの実現化に向けてビジネスモデル、企業文化を改革する為、予算の配分当が明確化され仕組みができている様にする。
4. 挑戦を促し失敗から学ぶプロセスをスピーディーに実行し継続できる仕組みを構築に適したKPIを設定する。
5. KPIに即した、プロジェクト評価や人事評価の仕組みを実践し、投資意思決定や予算配分の仕組みを構築する。
6. DX推進がミッションとなっている部署や人員とその役割を明確にする為、経営・事業部門・IT部門が目的に向かって相互に協力しながら推進する体制にし、自社のソースのみでなく、外部との連携にも取り組む。
7. DX推進、実行に必要な人材、デジタル技術をの育成・確保に向けた取組を行う。
8. 技術に精通した人材と業務に精通した人材が融合してDXに取り組む仕組みを構築する。
9. DXを通じた顧客視点での価値創出に向け、ビジネスモデルや業務プロセス、企業文化の改革には代表がリーダーシップを発揮して取り組む。
10. ビジネスモデルや業務プロセス、働き方等の戦略ロードマップを製作し明確とする。
11. ビジネスモデルの創出、業務プロセスの改革への取り組みがバリューチェーンで行う。
12. 改革の途上で、一定期間、成果が出なかったり、既存の業務とのカニバリが発生しても経営トップが持続的 にリードする。
ITシステム構築の枠組みの取り組み
1. ビジョン実現(価値の創出)の為には、既存システムにどのような見直しが必要であるかを認識し対策ができる仕組みを構築する。
2. データをリアルタイム等で使いたい形で使えるITシステムにする仕組みを構築する。
3. 環境変化に迅速に対応し、求められるデリバリスピードに対応できるITシステムにする仕組みを構築する。
4. 部門を超えてデータ活用し、バルューチェーンワイドで顧客視点での価値創出ができるITシステムを構築する。
5. IT資産の現状について、全体像を把握し、分析・評価できる様にする。
6. 価値創出への貢献の少ないもの、利用れてないものについて、破棄できる仕組みをつくる。
7. データやデジタル技術を活用し、変化に迅速に対応すべき領域を精査の上、競争領域の特定し、それに適したシステム環境を構築できる様にする。
8. 非競争領域について、標準パッケージや業種ごとの共通プラットフォームを利用し、カスタマイズをやめて標準化したシステムに業務を合わせるなど、トップダウンで機能圧縮できる様にする。
9. ITシステムの刷新に向けたロードマップを策定し、ITシステム刷新に向けた議論を常にできる様にする。
10. ビジョンの実現に向けて、IT投資において、技術的負債を低減しつつ、価値の創出につながる領域へ資金・人材を重要配分できる様にする。
11. ビジョンの実現に向けて、新規に投資すべきもの、削減すべきもの、標準化や共通化などについて全社最適の視点から、部門を超えて横串的に判断・決定できる体制を整える。
12. ベンダーに丸投げせず、ITシステムの全体設計、システム連携基盤の企画や要求定義を自ら行い、パートナーとして協創できるベンダーを選別できる人材を確保する。
13. 各事業部門がオーナーシップをもって、DXで実現したい事業計画・業務企画を自ら明確にし、完成責任まで負える様にする。
14. データ活用の人材連携ができる様にし、データ活用した事業展開を支える基盤が全社的な視点で整備する。
15. IT投資の評価する仕組み ビジネスがうまくいったかどうかで評価する仕組みを構築する。
DX推進の目的は、競争力の強化であり、当社がDXによって実現を目指すものを念頭に置いて3年後に目指す数値目標を個別に設定し社内で進捗管理に役立てるとする。DXによる経営の変化を表す意思決定のスピード、新規顧客・サービスに関する指標を目標とする。尚、当社の目標数値は社内のみでの公開とし3年後を想定した目標とする。
DXにおける基本的な方針
DX推進プロジェクトの基本的な方針は、以下とする。
1. デジタルツール活用により既存ビジネスの生産性を向上させ同業他社に差をつける。
2. データ活用により新たな顧客価値を創造し顧客満足度を向上させる。
DX推進プロジェクト達成状況の指標
● 新規ビジネスの創出
新規ビジネスを年に1回以上を目標に、スモールスタートで実施する。
● 既存ビジネスの深化
DXツールを導入して事業運営の効率化を実現する。
● デジタル情報活用環境の整備
IT人材の教育を実施する。
セキュリティ事故ゼロを目標に、情報セキュリティの管理・強化を実施する。
DX推進体制

